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糸満市O門中神屋 

皆さん、こんにちは。

本日は、O門中の神屋新築工事のご紹介です。
 神屋は、ご先祖様(直系)の家の仏壇とヒヌカンを祭ってある、家屋風の建物です。その他諸々あるようですが、私はそのように理解しています。
 神屋の工事開始前状況です。
 神屋を造れる門中の敷地がここしかなかったので、この場所に神屋を造ることになりました。
 生い茂っていた草木を取り除いて、バックホウで土の地面を掘削し、土を盛ってランマーで転圧し、クラッシャーランを敷きならした後に、さらに転圧・整地を行いました。
 捨てコンを打った後、土間・犬走り配筋、型枠組み工事をへて、
 生コンを打ってバイブレーターで締固めし、締め固めた後の生コンを左官職人が平滑に、きれいに均して仕上げます。
 その後、ブロックを積んで(この神屋は補強CB造です)、
 躯体の、鉄筋コンクリートになる部分の鉄筋組みと型枠組みが全部終わった後、
 登り桟橋(組まれた外部足場の階段)から屋上に上がって、スラブ配筋を全景的に撮ったものが左の写真です。
 屋上スラブの打設で、バイブレーターを梁に差し込んで、バイブの振動で生コンを密実に締め固めてます。生コン打設時に、ジャンカ(コンクリートの空隙部分で、粗骨材が露出した状態)の発生防止のためにも、木槌を使って行う型枠の叩きは必ず行わなければいけません。数人で念入りに叩きを行いました。




 その後、サッシ建付け、手摺設置、外部土間コン打ち等をへて、神屋が完成しました。
 完成した神屋の外観です。
 緑に囲まれて、世俗的雰囲気からは一定の距離を置いたような、独特の雰囲気を放っています。
 奥の方にあるのが香炉棚とヒヌカンの棚です。断熱性の確保のために、天井に木毛セメント板を張っています。
 掃き出し窓を開ければ、自然の中の爽やかな風も吹きこんできます。神屋の聖域性を一定程度感じられるような建築物が出来上がりました。



工事完了後、施主様のニコッと笑顔が見えて、良かったですね。 (波平より)




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